「社会福祉士たにこが行く」第301回〜

【第350回】1月17日(2011年1月17日)

1月17日は、阪神淡路大震災がおこった日です。もう16年前の出来事になりますね。当時私は、神戸市に隣接する市にある高齢者施設に勤務していました。震災の被害は受けませんでしたが、影響はありました。震災の周辺にいたものとして、何らかの記録を残しておくべきかも…という思いもあり、少しずつ記憶を辿ろうと思います。

大きな思い出としては
1.火葬場がいっぱい
2.現地に行き、被災高齢者の緊急受け入れ
3.そしてその方たちのその後
4.訪問入浴のボランティアとして現地へ
5.個人的に、物資の仕分けのボランティアに参加
…といったあたりでしょうか。どれも、今の私の価値観に大きく影響しています。

1の火葬場について。当時、被災地では棺も足りないし、火葬場もフル回転の状態でした。それは、隣接地域にも及んでいました。そんな折、私の勤めていた施設で、一人の入居者が亡くなりました。身寄りのない方でした。そういう場合は、施設で葬儀を行なっていました。その方の葬儀もその予定だったのですが、あいにく火葬場がいっぱいで1週間先まで荼毘に付すことができませんでした。当時相談員だった私の役目は、毎日ドライアイスを買って、棺に納めること。ご遺体に1週間寄り添ったのは、後にも先にもこの時のみです。火葬場が休みなく稼動するほどに、多くの人の命が奪われた1月17日。それは遺された多くの人の人生を変えた日でもあります。

思い出2以降は、また来年、再来年…の1月17日に書きます。
20代で未熟だった私の、一生懸命ではあったけれども稚拙な、今から思えばもっと違う方法があったかも知れないと心の片隅がうずく思い出です。

【第351回】まず初めに(2011年1月18日)については、こちらへ。

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