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【第338回】私は3番目(2010年11月20日)

認知症のAさん(男性)は女性が大好き。リハビリの原動力もそこにあり!という感じのAさんです。さてAさん宅を訪問すると、Aさんはベッドに寝ておられました。ベッドに近づき「Aさん、こんにちは」とご挨拶すると「あ~、アンタのことは覚えとる」と嬉しいことをおっしゃいます。

「ありがとうございます」と言おうとした瞬間、それより早くAさんの口から発せられた言葉は、なんと、「好きです。」

えぇ~!? いきなりの告白!?私は「それは嬉しいですけど、1番お好きなのは奥さまでしょ?私は2番か3番じゃないですか?」とお尋ねしました。するとAさんは「そうやなぁ。アンタは3番やなぁ」とおっしゃるのです。

え?私、3番?2番じゃないの?(実は内心2番と言われると思っていた私)「あら~私、3番ですか?じゃあ、2番がどなたなのか教えていただけます?」と訊くと、その答えは週に1回Aさん宅に来る、訪問リハビリの若くてキレイな女性理学療法士さんでした。いやーん、私、理学療法士さんに負けたわ~。

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