男性のAさんは、今さっきのことも忘れてしまわれますが、会話はなかなかウイットにとんでます。毎週2回、ヘルパーさん介助でお風呂にはいっておられますが、すっかり忘れて、毎回同じ会話を繰り返しておられます。
先日お伺いした時も
私「今日はもうすぐヘルパーさんが来ますね」
Aさん「誰が?」
私「ヘルパーさん。ヘルパーのZさんですよ。お風呂のお手伝いをしてくれる人です」
Aさん「お風呂?その人と一緒に入るんか?」
私「はい。Aさんのことをお手伝いしますから、一緒に入りますよ」
Aさん「服を脱いで?」
私「あ、いえいえ、ヘルパーさんは服は脱ぎません。半ズボンには着替えますけど。ヘルパーさんもハダカになったら、ちょっと大変なことになりますね」
Aさん「そうやな。事件がおこるなぁ」
…事件ってどんな事件!? と私が笑いが止まらずコトバをつなげずにいると、Aさん「アンタも一緒に入ったらエエのに。服を脱いで」とニンマリ。「そんなことしたら、さらに事件になりますね~」と切り返しながらも可笑しくて。
暑いですから、お風呂に入ってスッキリなさってくださいね。私はご一緒しませんけど♪