介護のコラムを読む

社会福祉士たにこが行く

戻る

【第256回】ヘルパーさんのココが耐えられない!(2010年4月20日)

Aさん宅を訪問したら、妻さんが「Zヘルパーのことで、どうしてもガマンできないことがある」とおっしゃいます。何事かと思いました。Zヘルパーは男性で、Aさんの入浴介助も慣れてきたと思っていたのに、何がありました?「実は...」とおっしゃるそのガマンできないコトとは、こういうことでした。

入浴介助に入るヘルパーは通常ハーフパンツや半ズボンを着用します。Zヘルパーもハーフパンツを履いていたのですが、最近は、ブリーフ姿(水着?)で入浴介助をするそうです。それもどうかと思いますが、問題は、Zへルパーの足です。ハーフパンツなら半分は隠れている足が、ブリーフタイプだとモロ見えです。で、Zヘルパーは、人一倍毛深いのだそうです。つまり、Aさんの妻さんは「Zヘルパーの“あまりに毛深い足”が耐えられない」のです。

長年暮らしてきた異性である夫(Aさん)は、毛深さとは無縁のつるつるの足だそうで、“毛深い足”に免疫がないとおっしゃる妻さん。とにかく、Zヘルパーの足を見なくてもすむように、離れた部屋にいるそうです。とは言え、やっぱり夫のことが気になります。ほっておくわけにもいきません。ある時などは、浴室のタオルがいつもと違うと、ブリーフ姿のZヘルパーが別室の妻さんのところに尋ねにきたそうで、それはそれは驚いたそうです。

妻さんは「私の生理的な感性の問題だから、わざわざ言わなくて良いし、そもそもそんなこと(毛深いのがイヤとは)言えないし」とおっしゃいます。うーん…毛深いことは仕方ない。でも、せめてブリーフ姿はなんとかならないかしら。以前のようにハーフパンツで介助してくれれば、丸くおさまる…かな?

親ケア.comオンラインサービス「繋がる」
おやろぐ