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【第246回】50回忌の法要(2010年3月17日)

利用者Aさん宅を訪問すると、妻さんが週末に行なわれる50回忌の法要の準備をされていました。 90代のAさんのおかあさまの50回忌です。脈々とつながる歴史を感じます。

それにしても90代のAさんを介護しながらの準備です。自宅に親戚たちが集まるわけですから、妻さんは、食事の手配などなどたくさん気を配らなければいけません。訪問した時も、庭の草引きをされていました。きっちりされている妻さんなので、何もかもを担っておられます。私としては、もう少しお身内の方が仕切ってくださっても良いのでは…という思いがぬぐえません。妻さんは、これまでの付き合いや関係から「仕方ないわ。」と諦めておられます。妻さんが倒れたら大変なことになることを、お身内の方はどこまで深刻に判っておられるのか…と思います。とは言え、私は会ったこともないお身内の方々ですから、どうすることもできません。お疲れがでないようにと願うばかりです。

さて妻さんが「私、今回の準備でいろいろ勉強になったのよ~」とおっしゃるので「どんなことですか?」とお聞きしました。
その1、めでたいことなので、お供えの饅頭は「紅白まんじゅう」である。
その2、50回忌で使うお布施の封筒は「銀色の結び切り」である。
その3、 「赤いロウソク」を使う。

全然知らなかった!今後の参考までに赤いロウソクち銀色の結び切りの封筒を見せていただきました。紅白まんじゅうがお供えされたお仏壇に手を合わせ、今ここに私がいることのご縁に感謝したのでした。

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