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【第208回】コミュニケーション力(2010年1月8日)

Aさんが、ある若いヘルパーにお怒りです。ゆっくりAさんにお話しを聴くと、その理由は「オドオドしている」「言っていることが伝わらない」。

私、そのヘルパーさんの訪問時に同席しました。「オドオド」というのは、確かに自信なさげにしているんですけど、なんというか、目を合わせてしゃべらないので、余計に不安な感じが漂います。「言っていることが伝わらない」というのは、そのヘルパーさん、ボソボソとしゃべるんです。だから、Aさんのおっしゃっていることに返事をしている(つもり)なんだけど、それがAさんに聞こえてないんです。そもそもAさんは耳が遠いです。かなりお腹から声をださないと聞こえません。私は実際にAさんと会話をしてみて、その様子をヘルパーさんに見てもらって、「ね?これくらいで、ようやく聞こえてらっしゃるでしょ?」と実地指導(?)。

…って、それってケアマネの役目かい?…って言うか、そんなこと、当然わかってほしいですけど。テレビの音だってとっても大きいし、そもそも自分の言っていることが相手に伝わっているかどうか、自分で判断できないと。「目と目を合わせる」「耳の遠い人には大きな声で話す」「伝わっているかどうかを確認する」…ってコミュニケーションの基本ですよね。

年始からこんな話ばっかりですね。コミュニケーション力の低下を実感しました。これからが心配です…。

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