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【第199回】最悪の事態を想定しました 後編(2009年12月13日)

15時だったら行けるとのこと。私は13時から別件の訪問があるけど15時なら大丈夫。そして、この段階で、離れて住む娘さんに電話しました。事情を話し、契約外の時間に、合鍵で室内に入ることの了解をいただきました。

さて、15時に合鍵で入ったとして、その後のことを頭の中でシミュレーションしました。救急車を呼ぶ場合、警察を呼ぶ場合。ヘルパーさんは次の予定があるだろうから救急車には乗れないだろうなぁ。もし倒れてるとしたら少なくとも4時間は経っていることになるし…うーん…厳しいなぁ。と、心臓バクバクを抱えて、別件の訪問に。しばらくするとその訪問中に、ケイタイの着信が(もちろんマナーモード)。そっと表示を見ると、Aさんの配偶者さん!13時35分でした。

電話にでるわけにはいかないけれど、とりあえず、無事でおられるらしいことが判ったので、心の片隅でホッとしつつ、訪問終了。退室後、すぐにAさんの配偶者さんに電話しました。まったくもってお元気な声です。どうやら、たまたまうっかりと訪問の約束を忘れていて、たまたまちょっと外に出てて、たまたまケイタイに気付かなかった…というだけだったらしいです。

あぁ良かった!力が抜けました。娘さんに電話し、ヘルパー事業所に無事を伝え、私は事務所に戻ってコーヒーで一息ついたのでした。想像だけでぐったり疲れました。まぁ、何事もなくて良かった良かった。

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