「社会福祉士たにこが行く」第151回〜

【第184回】お弁当の処理(2009年11月11日)

認知症で一人暮らしのAさん宅を訪問しました。Aさんは、安否確認も兼ねて、毎日「配食サービス」のお弁当を利用しています。

さてお伺いすると、今日配達されたお弁当のそばに、昨日のお弁当が食べかけのまま残っています。今まではそんなことはありませんでした。もし昨日のを食べておられるとすれば、ちょっと心配です。「これはいつのお弁当ですか?」とお尋ねすると「昨日」と判ってらっしゃるようです。「では、もったいないけど捨てましょうかねぇ」と言うと、「そのつもりやけど、それが困ってるねん」とのこと。その後の話がちょっと判りづらかったので、退室したあと、離れて住む娘さんに電話をしました(電話は訪問のたびにします)。

そこで判ったこと。それは、これまでは「弁当の食べ残しをビニール袋に入れ、お弁当箱は洗う」ということが出来ていたのに、夏ごろからできなくなっているということ。そして娘さんが訪問のたびに、その処理をしておられるということを知りました。「それはヘルパーさんにお願いしてみましょうか?」と言うと「そうしていただけると助かります」とおっしゃいます。遠慮されてたのですね。

ヘルパーさんに事情を話し、ケア内容にお弁当箱の処理も追加しました。そして娘さんの話では「今度行った時に、蓋つきのゴミ箱を置いておきます。ヘルパーさんにはそこに生ゴミを入れてもらって、弁当箱と生ゴミは私が持って帰ります。」とのことだったので、それもヘルパーさんに伝えました。

「絶対ここで暮らす。どこにも行きたくない」というAさん。少しずつしんどいことが増えてくるかも知れないけど、その「できなくなってきたこと」を、誰がどのタイミングで気付いてフォローするかが大事だなと思いました。

【第185回】のたれ死んでもいいから(2009年11月12日)については、こちらへ。

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