「社会福祉士たにこが行く」第151回〜

【第183回】訪問看護のタイミング(2009年11月10日)

往診の医師とAさん宅を訪問しました。看取りについての相談のためです。家族が身の回りのことは丁寧にされていて(というか他人の介入がイヤで)、利用しているサービスは用具のレンタルのみ。医師(と私)としては訪問看護の利用が望ましいと思います。ですが、家族はどうしても必要になるまではイヤだと言います(もう必要ですけどね)。

医師は「とっても悪くなってから訪問看護を利用する方が多いけど、私は逆だと思っている。ある程度元気で自分の意思を表現できたり話ができるうちに、看護師との関係を築き、その良い関係の中で、人生最後のステージのケアを受ける方が幸せなのではないか。状態が悪くなってから看護師が出会っても、その状態の本人さんとしか向き合えないのは残念。もっと早くから関係を築いていれば、その人の思いや価値観を大事にできるのに」とおっしゃいました。

私は、それはとても大事なことだと思いました。もちろん、ギリギリまで家族だけで過ごし、最期のステージでのみ看護師が関わるというのも一つの選択です。だけど、もう一つの選択肢として、家族はもちろん、以前から自分のことを良く判ってくれている看護師や介護スタッフとともに最期を迎えるというのも、納得のいく最期だなと思ったのです。

さてAさんの最期をどう迎えるか…。しばらく家族の気持ちと向き合っていきます。家族間で方針も違いますし、何がベストなのかは難しいですけれど。Aさん本人の気持ちが聴きたかったけれど、それはもはや無理だしね…。

【第184回】お弁当の処理(2009年11月11日)については、こちらへ。

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