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【第155回】「年寄り向きやな」って…(2009年7月14日)

住宅改修と市の改造の制度を使って安全な浴室を作るために、Aさん(85歳)宅で打合せです。市の職員2人、工事担当の業者、そしてケアマネの私がお伺いしました。あれやこれやと相談して、結論を市の方から本人に説明していただきました。「浴槽が低くなって、手すりがここに付いて…」という具体的な説明を聞いていたAさんが一言つぶやいた。「えらい年寄り向きになるんやな」。

一同大笑い。年寄り向きってだってAさん85歳だもん。「Aさんが入りやすいように考えてるんですよ〜」と言いましたが、本人は「自分は30歳」と思っておられるので心外だったのかしら。「ヘルパーさんとお風呂入っておられますけど、湯船から出る時、お互い必死でしょう?改修したら、とてもラクになりますよ」と説明しました。おちゃめなAさんです。

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