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【第133回】救急車(2009年4月25日)

「状態が悪くなったから、ヘルパーの回数を増やすことなどの相談をしたい。今日、夕方に来て欲しい」と家族からの電話がありました。外出している場合はご希望に添えないこともあるのですが、その日は、ご希望の夕方にお伺いできました。訪問してみると「ヘルパーの回数を増やす」どころのご状態ではないと思いました。往診医に電話をし、訪問を依頼しました。

駆けつけてくれた往診医の判断は「入院」。入院先を確保してくださったのち「○○病院に救急車で行くように」との指示をだして退室されました。家族は混乱して「どうしたらいいのかわからない」と泣いています。私が119番に救急車を依頼しました。状況も伝えました。このまま帰るわけにも行かず、保険証など必要なものを持っておられるか家族に確認しながら、救急車の到着を待ちました。到着した救急隊員3人のテキパキした行動に感心しつつ、家族が同乗し、出発したところを見送って、ホッと一息。私が訪問してから2時間半が経過していました。予定が入っていない日で良かったです。

私の自宅の近くには大きな病院があり、昼間はもちろん夜中、早朝にもサイレンの音が聞こえます。布団の中でサイレンの音を聞きながら、救急隊員さんの働きぶりに思いを馳せる日々です。

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