「社会福祉士たにこが行く」第101回〜

【第128回】カギ騒動(2009年4月9日)

ご夫婦二人でお暮らしの方がおられます。落ち着いた日々だったのですが、介護を担っていた配偶者さんが急遽入院となりました(しかも翌日から!)。10日間程度とは言え、一人暮らし!?子どもさん達は離れて暮らしておられるので、すぐに来ていただくことも、ずっと滞在していただくことも困難です。なんとかヘルパー事業所と調整し、通常のケアに加え、可能な限り朝・夕と入ることになりました。

なんとかなるかなと思いきや、新たな問題が浮上。カギをどうするか、です。鍵はヘルパー事業所が誓約書のもと1本お預かりして、それを各ヘルパーさんが使えば良いのでは?と思います。ところがそうは問屋がおろさない。(鍵をどこかに隠しておくというのは配偶者さんが拒否(そりゃそうですよね))。ヘルパー事業所の言い分は、訪問するヘルパーは登録ヘルパーなので直行直帰である。つまり事業所に来ないので、訪問する人数分のカギを預かる必要があると言うのです。

何ですって!?ならば、5人のヘルパーが訪問するとなると合鍵が5本必要ってこと?こんな時くらい、登録ヘルパーさんに事業所経由してもらってよ〜と思うものの、それはできないらしい。そうは言っても、普通、家に合鍵5本も備えてないから、作りにいかないと。でも、明日から入院の配偶者さんは、到底そんなの無理ですよ。なんとかかんとかやりとりの末、ヘルパーさん2名で対応し、合鍵はそれぞれに1本(つまり計2本)預けることで落ち着きました。

やれやれと思っていたら、配偶者さん入院初日、夜にヘルパー事業所から電話がありました。預かったカギが違っていたらしく家に入れないと言うのです。預かった時に確認しなかったの〜と言っても後の祭り。もう一人のヘルパーさんが預かっているカギを確認するために、ヘルパー事業所の責任者が走りました。それは合っていました。なんとか家に入ることはできて一安心。ですが翌日から困ります。「その1本を、二人のヘルパーさんが使うことはできませんか?」とお願いしましたが無理とのこと。

合鍵を作るしかありません。でも勝手には作れません。了解を得ないと。誰に?入院中の配偶者さんに。私が翌朝、病室に伺ってご了解をいただくことになりました。朝一番に病院の相談室に電話したところ、すでに手術が開始されており、麻酔の影響で夕方まで話はできないらしい。だめだ。とりあえず、子どもさんに電話してご了解いただこう…と電話するも、留守。

そんなこんなのカギ騒動。結果的には、子どもさんの了解を得て、合鍵を作成。私が病室に伺い配偶者さんに事後報告をすることで一件落着。

さて問題。
この騒動のそもそもの原因は何でしょう。私が思うに、ヘルパー事業所が人数分のカギを必要としたこと、そして預かった時にカギが合っているかを確認しなかったこと。そしてさらに問題。ケアマネの役割はどこまでだったのでしょう…?これは答えのない永遠の(?)課題です…。

【第129回】情報って難しい(2009年4月12日)については、こちらへ。

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