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社会福祉士たにこが行く

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【第117回】いつでも来てくれるヘルパーさんを希望(2009年3月18日)

夫婦二人暮らし。これまでは夫さんがあらゆることを担ってこられたのですが、その頼りの夫さんが介護が必要な状態になりました。妻さんは1人では何も判断できず途方に暮れています。
「夫の介助も大変だし、ヘルパーさんに来て欲しい。でも。曜日や時間は決めたくない。」ん??
「自分にも予定や都合がある。決められた日に風呂に入りたいか買い物に行きたいかはわからん。」

…つまり、今日は風呂に入りたい!
だから今日(今!)ヘルパーさんに来て欲しい!と電話したらすぐにヘルパーさんが来てくれる…そういうご希望ですか?
うーん、とりあえず、曜日と時間は決めておいて、変更ということなら(事業所によっては)できるかも…。
「変更の電話をかけなアカンやろ?めんどくさい。」
うーん。どう見てもスレスレの生活だし、文字通り夫婦共倒れになってても誰も気付かないよ~。
毎日とは言わないからせめて週1回でも、ヘルパー利用してほしい…と心の中で焦りつつ、顔はニッコリ…さぁどうしよう。
「リハビリはイヤ。看護師も来てほしくない。」
そうですか…どうしようかな。

曜日や時間を固定するケアプランが最良とは思ってないし、生活を制度に合わせてくださいとも思わないのだけれど、今、この危機的(と周囲は思っている)状況でそのようにおっしゃるのは…。
と、お話ししながらも、めまいをおこしている妻さん。だっ大丈夫ですか?食事は食べてます?
さぁ、どうしたものかしら…。

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