「社会福祉士たにこが行く」第101回〜

【第109回】「ボクからは見えないんです」(2009年2月11日)

Aさんの入浴介助中のヘルパーにまつわる話。
歩行に少し不安がある方の介助です。足先がきちんと前を向いていることを確認してから歩き出すということをサービス担当者会議でも確認しています。にもかかわらず、足先が内側に向いたまま歩き出しても無頓着なBヘルパー。捻挫するのではと家族も気が気ではない。
何度かそういうことがあって、再度リハビリ関係者も含めて自宅で担当者会議を開催し、動きを確認し、細かい手順書も作成していました。

それから2年。またまた、足先が内側を向いたまま歩き出そうとしたので家族が思わず「足をちゃんとまっすぐにしてから歩くようにして。ケガしたらどうするの。ちゃんと見て。」と言ってしまったそうです。するとそれに対してBヘルパーは、なんと「ボクからは見えないんです。家族さんからは見えるでしょうけれど」と言ったらしい。

家族さんとしては、その言葉が信じられない。「ボクからは見えない」??今までも見えてなかったの?あの手順の確認の会議は何だったの?見えないなら、見えるように考えるのが仕事では?私も全く同感です。念のためヘルパー事業所にその発言の真偽を確認したところ、確かにそう言ったと管理者も認めています。

ヘルパーは、全身にアンテナを張って、前後左右くまなく注意を払って、どんな小さな変化にも見逃すことなく、事故を防がないといけません。堂々と「ボクからは見えない」と言い放ったヘルパーのプロ意識には首をかしげざるを得ません。

ヘルパーの教育や資質の問題を考えさせられました。

【第110回】散歩禁止という条件で(2009年2月14日)については、こちらへ。

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