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【第78回】板書をする・しない(2008年11月20日)

いつもと同じ講義をしていたのですが、途中で時間が足りなくなりそうな予感がしました。
人数が多いからかな…と思いつつ、原因を探るよりどうするかを考えないといけません。
私は絶対に時間ジャストに終了する主義です(ピッタリに終わる時には「私ってスゴイ」と心の中で自画自賛)。

さて考えた結果は「いつもは板書するところを口頭の説明に切り替える」です。
通常「○○のポイント」として四点を板書し、それをノートに書き写す時間を取り、書き終わったあたりで説明をしていくその過程を時間短縮しようとしました。
そもそもそこで板書を入れている理由は、大事だからというのもさることながら、講義も後半に突入し聞くばっかりでは飽きるだろうし、手作業も入れようという気分転換も兼ねています。
時間短縮しても差し支えないと思いました。

いつも板書しているからといって「いつもはホワイトボードに書くんだけど、今日は時間がないから書きません」と言うわけにもいきません。
でも大事なところだということをアピールしたいです。
かといって「ここは大事だからノートに書いてください」とは言いたくない。ノートに書くかどうかは自由ですから。
板書したとしても書かない人はいるだろうし。

というわけで、「今から○○のポイントを4つ説明していきます」「ポイントは4つです」
「2つ目のポイントです」などとかなり「ポイント」という言葉を強調しながら説明していきました。
さて受講生さん達はというと、ノートをとっていたのは3分の2くらいかなぁ。
残りは聞くのみ。それでも心に刻まれていれば良いのですけどね。
見たところ「心に刻む」というよりは「板書されたものしか書かない」感じでした。
私は心の中で「大事なことっていうのは、板書の有無じゃなくって自分の感性やアンテナでキャッチするものなのよ~」と呼びかけていたのでした。

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