介護のコラムを読む

社会福祉士たにこが行く

戻る

【第33回】リストカットと睡眠薬とケアマネ(2008年7月16日)

先週、利用者さんから電話がありました。
内容は、配偶者とケンカした…と配偶者のグチから始まりました。
聞いていると「配偶者が手首を切り、痛いからと睡眠薬を大量に飲み、今は寝ている」と言うではありませんか(結果的には大事には至っておらず一安心。
本当に寝ていらっしゃるのか?もしかして亡くなっておられるのかも?と電話でお聞きしながらいろんな可能性が頭の中をグルグルまわりました)。

その配偶者さんは介護保険を使っていませんですので、厳密に言うと私の担当ではありません。
でもそんなこと言ってる場合ではありません。だけど私だけで解決する問題でもないように思いました。
その配偶者さんは別の制度を使っておられるので、その担当者に連絡をしましたが異動。
現在の担当者は配偶者さんに会ったことも電話をしたこともなし。しかも公務員だから土日は休みだし。

結局、私一人で事態を抱え込まないように要所要所に連絡をとりつつ、でも具体的な調整係は私…といったところでしょうか。今週も訪問しています。
私は「私は社会福祉士である(ケアマネはその一部)」という基盤にたって仕事をしているので、何でも来い!と思いますが(報酬はあくまでケアマネとしてですが)、でも一般的に「ケアマネ」の業務を見た時に、今回のようなこと(しかも本人ではなく家族に起こった出来事)の解決というのはとても負担が大きいのではないかと思います。
ケアマネの仕事ってどこまでなのだろうとまたまた感じました。

親ケア.comオンラインサービス「繋がる」
おやろぐ