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親ケア奮闘記〜ある日、親が壊れた。〜

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親ケア奮闘記【番外編】父が亡くなりました。

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2月16日の夜、父が亡くなりました。

2010年2月16日21時41分、父・横井陸夫が入院先の病院で亡くなりました。
享年83歳、死因は肺炎です。
法名は「釋陸教(しゃくりくきょう)」。
「釈尊の弟子として教えに従い、導かれるように」との意味と聞きました。

どうにか通夜と葬儀が終わり、これからしばらくは手続きなどに追われることになります。
父とは、いろんなことがあり過ぎるぐらいありましたが、いざ亡くなってみると、なんとも言えない喪失感がありますね。

幸い、母も激しく取り乱したりはしていないのですが、重い心の病気にかかっているので、これからの経過は不安なまま。 可能な限り支えていきたいと考えています。

月日が経ち、忘れてしまう前に、葬儀当日に私が行った喪主あいさつをつづっておきます。

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お越しいただいた皆さん、ありがとうございます。
今日は、二つの感謝を述べさせていただきたいと思います。

まず一つ目ですが、父さん。
父さんと母さんが出会い、結ばれ、私を生み育ててくれたおかげで、私はこんなに大きくなり、そして元気に暮らしています。
本当にありがとう。
そして、お疲れ様でした。

次に二つ目ですが、父が好きなことを存分にやりながらも天寿が全うできたのは、父を愛し、支えてくれた方々のおかげです。
本日お越しいただいた皆さんをはじめ、父を支えてくれたすべての方々に対し、父に代わり御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

今日は父のため、そして私たち遺族のために、貴重な時間を割いていただき、ありがとうございました。
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これからも「親ケア奮闘記」や介護についての講演会などで、父とのエピソードを紹介していくつもりです。

介護が必要になった父と向き合うなかで、私自身が抱いた喜怒哀楽の感情、いろいろ考えさせられたこと、その結果として多くの出会いに恵まれたことのすべてが、父からの贈り物だったようにも思えます。


最後に。

父の、こんな笑顔を引き出してくれた、すべての方々に、心からの感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

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