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介護の本書評「review-kaigo」

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第415回 年金暮らしでも生活が楽になる 賢いお金の使い方

やめていいこと、いけないことをズバリ指南

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

年金暮らしでも生活が楽になる 賢いお金の使い方
佐藤正明・東海林正昭など7名 (監修)

内容

年金受給問題や老後2000万円問題など、老後のお金に関する話題に事欠かない昨今の日本社会。本書は年金暮らしでも生活が楽になる方法を127問のQ&A形式で紹介。税理士や社会保険労務士といったその道のプロが今の時代を生きぬく知恵を授けてくれる。

書評

充実した老後を過ごすには、先立つもの、すなわちお金が必要になる。しかしながら、近年の物価高騰や円安などで家計は逼迫するばかり。今老後を過ごしている人も、間もなく老後を迎える人も、悩んでいるのではないだろうか。

本書では、税理士や社労士といった「その道のプロ」が、国民年金、厚生年金、在職老齢年金、健康保険といった、公的な支援や社会保障に関するお金を最適化する指南をしてくれる。これがシンプルに生き、生活を守ることにつながるだろう。子どもがいない「おひとりさま」も安心できる老後生活が送れるようなアドバイスがたくさん掲載されている。

また、より身近な電気代やガス代、食費や通信費、医療費などに関しても、上手な減らし方がアドバイスされている。もちろん実践できるかどうかは、読む人の生活環境や状況に左右されるのですべて実践するのは難しいが、できることから取り組んでいくのが大切なことと言える。

お金に困らず楽しく暮らすノウハウとして、年金暮らしでやるべきこと、やめるべきことを年齢別に記した「年齢別スケジュール」や、今受け取っている年金や将来受け取る年金をアップさせる方法、65歳以上がもらって得する給付金の一覧表など、読んで実践するだけで確実に得できる情報が満載なのも嬉しい。

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