介護の本書評「review-kaigo」 第201回〜

第291回「認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方」

成年後見を知らずに年が取れるか?!

認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方

認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方鈴木 雅人
翔泳社


内容


「成年後見」は判断能力が不十分になった人の生活とその人らしい人生をサポートする制度とされている。もし自分や自分の身近な人が認知症になったら、どこに相談すれば良いのか、サポートしてくれる人はどんな人か、騙されるリスクはないのかなど、知っておくべき「成年後見」について、わかりやすく紹介されている。

書評

本書は「成年後見」という言葉を聞いたことはあるが、中身を良く知らない人、自分の老後を頼める人がいなくて不安を感じているシニア世代、身近に認知症や知的障害、精神障害の人がいる人のために、成年後見をひたすらわかりやく解説した本だという。

成年後見は、自分で自分のことを判断できなくなってしまっても、後見人がサポートすることで「その人らしい、安心安全な生活」を実現できる制度とされている。だが昨今、成年後見人に騙されるなどというさまざまな報道がなされ、「成年後見=難しい、怖い」というイメージが定着しつつあり、その普及を妨げるほどになっている。

そこで本書では、成年後見を少しでも身近に感じてもらうことを目指してつくられた。法律用語はあえて使わず、厳密な解説もあえて省略している。利用者の視点にこだわったコメントが意識されている。

成年後見について知るということは、自分の「今」と「将来」に向き合うことでもある。楽しいことばかりではなく厳しい現実があるかもしれない。それでも、わかりやすく、親しみを持って書かれた本書で成年後見の真実を知り、知識を得ることは、成年後見を上手に活用して将来の安心を手に入れることにつながるのだ。だからこそ、しっかりと読んで知識としておきたい。

第292回「介護ヘルパーはデリヘルじゃない」については、こちらへ。

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