介護の本書評「review-kaigo」 第201回〜

第278回「親の介護には親のお金を使おう!」

一冊全部介護のお金のことだけ!

親の介護には親のお金を使おう! ──あなたを救う7つの新ルール──

親の介護には親のお金を使おう! ──あなたを救う7つの新ルール──太田 差惠子

集英社 2018-06-26


内容


介護現場の取材を始めて25年になる筆者が言うには、親の介護には原則的に親のお金を使うべきだという。それを実行するためにはやるべきことが数多くあるという。親のお金を使うだけで負担額が少なくなることもあるのだ。本書では、そうした介護のお金にまつわる原則を紹介。

書評

親の介護費用にまつわる、悲鳴にも近い声を聞き続けてきた筆者。25年の取材生活でそうした声がなかったことはないという。25年の取材歴とNPO立ち上げ、ファイナンシャルプランナーとしても活動する筆者。親の介護費用に火か笑う悩みを深めている大きな要因は3つあるという。

ひとつ目は、どのお金で介護するかを計画していない。ふたつ目は、どんなお金が掛かるのかを知らない。三つめが、介護費用を軽減するさまざまな情報や制度を知らない。これら3つの「ない」を抱えていては、うまくいかないのは当然とも言える。親の介護は先が見えないものであり、10年、20年続くこともあるのだ。

本書では上記3つの要因を解消するべく、すべての項目を網羅している。だからこそ、1ページ目から順番に読むのではなく、目次を見て自分が必要とする情報が掲載されているページから読み始めれば良い。

原則、親の介護には親のお金を使うべきだという。そのためにも親の財産や資産状況を常にしっかりと把握しておくことが必要だ。加えて、さまざまな情報収集も必要となる。それを行うだけでも負担額が大きく変わる可能性があるのだ。本書では、情報を集めて予算を考えながらサービスを導入することも介護のひとつなのだ、というスタンス。いわゆるマネジメントも介護活動の一環ということだ。あなたがわかっていないことは、親もほぼわからない。損しないように親に変わって情報収集することも介護の一環なのだから。

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