介護の本書評「review-kaigo」 第201回〜

第233回「まだ間に合う!今すぐ始める認知症予防」

注意力や記憶力が不安に感じたら即対策開始!

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まだ間に合う! 今すぐ始める認知症予防 軽度認知障害(MCI)でくい止める本 (健康ライブラリーイラスト版)朝田 隆


内容


本書では認知症を軽度認知障害で食い止める方法を具体的に紹介している。特に、脳を刺激する最強の予防法「筋トレ」や「デュアルタスク」について分かりやすいイラストの図解を交えて、具体的な方法が記されている。

書評

高齢化社会の進行とともに、認知症患者は確実に増えているそうだ。誰もが「自分とは無関係」とは言い切れない現実が目の前に横たわっているのだ。認知症の増加を受けて注目されるようになったのが、軽度認知障害という概念。認知症と判断されるほどではないが、同年齢の人と比較すると、もの忘れが目立ったり、注意力が散漫だったり、判断力が低下している傾向が見られる人を指す。

認知機能が著しく低下すると、そこから治療を始めてもなかなか健康な状態に戻すことは難しいという。しかし、軽度認知障害の段階なら適切に取り組むことができれば、認知機能の維持や向上が得られる可能背は低くないそうだ。つまり、できるだけ早くから取り組みを始めることが大切となる。

本書では、具体的に軽度認知障害を進行させない取り組みを紹介している。筆者が所属する筑波大学付属病院では、全国に先駆けて軽度認知障害の人のためのデイケアを開設し、認知力アップを目的としてた各種のプログラムを実施している。そのため本書では、すでにデイケアで実際に行われている方法も紹介しながら、読んだ人が空く実行できる認知症予防のための取り組み方などを紹介している。

本書で紹介されているプログラムは、すべて軽度認知症と診断される前から取り組んで構わないという。認知症予防の取り組みには「始める時期が早すぎた」という問題が起きることはないのだから。不安を感じた時が、すなわち対策の始め時。健康を維持するためには、情報収集の意欲、そして実行する意欲や決断力が大切なのだと実感した。

第234回「介護ビジネスの罠」については、こちらへ。

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