介護の本書評「review-kaigo」 第201回〜

第235回「これならわかる スッキリ図解 介護保険」

2015年改正の介護保険法、介護報酬をフォロー。

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これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険 第2版 (2015年版)高野龍昭


内容


2015年介護保険法改正のポイントについて、図解とわかりやすい解説で紹介。介護保険に深く関わるケアマネジャーはもちろん、介護福祉士やヘルパー、介護事業者、医師、自治体関係者など、さらにこれから介護関係の資格を取得しようとしている人などに役立つ内容となっている。

書評

「団塊の世代」がすべて75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」に向けて政府はいよいよ抜本的な改革に乗り出した。その意識が、介護保険法の2015年改正内容の根底に流れている。

そのため、改正内容は希にみる複雑さとなっている。1点目は改正項目ごとに実施時期が異なること。2点目は改正の具体策が市町村の決定に委ねられている部分も多く、地域によって改正内容が異なることになる点。3点目はは医療制度との一体改革を意図している改正点が多く,医療保険制度のっりかいが不可欠となっている点。4点目は介護保険制度創設後15年間で培ってきた常識を覆すような改正が多数盛り込まれている点。この4つの理由から、改正法が非常に複雑になっている。

また、介護報酬のマイナス改定が行われ、事業者の運営が大変厳しくなり、利用者にも大きな影響を受けることになると思われる。

日本は、世界でも未曾有の高齢社会を迎えている。とりわけ2025年問題は、介護や高齢者医療のみならず、政治や経済、雇用や地方創生にも大きな課題を突きつけることになるだろう。それを「地域包括ケアシステムの構築」と「費用負担の公平化」で対応しようと考え、今回の介護保険制度の改正が行われたと言える。

本書では、改正ポイントの概要をできるだけわかりやすく説明されている。用語もわかりやすくされており、介護に関わるあらゆる職種の人が読んでも理解できる一冊となっている。

第236回「ヘルプマン!! 介護蘇生編」については、こちらへ。

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