介護の本書評「review-kaigo」 第101回〜

第173回「うちの親には困ったものだ」

老いた親と上手に付き合う方法、あります。

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うちの親には困ったものだ―老いた親とうまくつきあう方法
バーバラ ケイン/グレース レボウ 江口泰子


内容


介護状態でもないのに子どもにしがみつこうとする親、何でも思い通りにしたがる親、態度がころころ変わる親……本書では、そんな親の面倒を見ている子どもをターゲットにした一冊。本書では困った親を7つのタイプに分類し、親に振り回されずに上手に付き合う方法をアドバイスしている。

書評

一般的に子が親を『困った』と表現するときは、衰えつつある親の世話という物理的な負担よりも、扱いにくい親と付き合う精神的な負担、消耗に原因があるという。多くの場合、子どもは成人すると、物理的、精神的に親を距離を置くようになる。だが、親が年齢を重ねてさまざまな影響が出始めると、親から逃れることはできなくなり、親に手をさしのべて向き合わざるを得なくなる。筆者はそうした人々をサポートすることに従事してきた人たちだ。

本書は高齢者ケアに関する書籍の不足部分を補うという位置づけ。一般的な高齢者介護にまつわる書籍は、数多く出版されており、良書も少なくない。だが、介護が不要にも関わらず、困った振る舞いをする親について、まともに取り上げた本は皆無に等しい。本書では多くの事例をもとに構成されている。

実際に親を分類する「困った親のチェックリスト」が付いており、子どもが簡単な質問に回答するだけで、自分の親は、本書の中にあるどのタイプに当てはまるのかが分かるようになっている。タイプが分かれば、該当するタイプの小から読み進めても良いし、最初から読むのも良い。

また、最終章には『困った親にならないために』という章が設けられている。『自分も親のようになるのではないか』という不安について取り上げられている。ここで知るべきは、困った親になるかどうかの主導権は自分自身が持っているということだ。

第174回「絶対に失敗しない相続の手続き」については、こちらへ。

関連サイト

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