介護の本書評「review-kaigo」 第101回〜

第145回「認知症 家族を救う劇的新治療」

コウノメソッドで、奇跡は起こる。

B007U16SGM

認知症 家族を救う劇的新治療
河野 和彦


内容


認知症に関する書籍を15冊以上執筆してきた筆者は、いわゆる「コウノメソッド」を生み出した本人でもある。筆者自身が体験から会得した最新の認知症治療法「コウノメソッド」を介護家族向けにわかりやすく書き下ろしている。

書評

初めて河野氏の書籍を手に取った読者は、「なんと変わった治療法だろうか」「どういった経緯で、医師である筆者はこんな考えになったのだろう」と不思議に思うかもしれない。

河野氏は、この一冊を通じて日本の認知症治療の概念が変わることを期待しているという。介護家族が変われば医師も変わらざるを得ない、と。そして、医師が変われば医学界全体が変わらざるを得なくなる、と。その結果、日本中の認知症で苦しむ患者さまとその家族が少しでも楽になれば、と考えているそうだ。

近年さまざまな認知症治療薬が認可され、認知症診療体制は日々変化している。しかも、インターネットが普及したことで探究心のある家族は認知症に詳しくなって受診する傾向が増えている。その分、認知症に対して不勉強な医師に対して、失望する家族も増えているという。だが筆者は、自分はたまたま認知症患者を診る機会が多かっただけで最適な処方ができるが、日本の医療そのものが認知症に対する教育がなされていないだけだ、と語る。さらには、知識も心も豊かな患者さんや介護家族が増えれば、日本中の医師の中にも「認知症について勉強しなければならない」という意識が芽生えるはずだ、とも。

第146回「訪問看護の泣き笑い」については、こちらへ。

関連サイト

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