介護の本書評「review-kaigo」 第101回〜

第137回「安心して自宅で死ぬための5つの準備」

「一人でも自宅で死ねますか?」という疑問に答える!

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安心して自宅で死ぬための5つの準備
新田 國夫


内容


「安心して自宅で死ぬために知っておくべきことは何か?」 その答えは、核家族化と高齢化が進む現代社会に生きる高齢者の多くが切実に求める答えの一つだろう。このシンプルでありながらも深い質問に、在宅医としてたくさんの人々の生死を支えてきた医師が答える。

書評

超高齢化社会を迎え、高齢の親の面倒を見ながら、自分自身がこれから先の人生をどのように生きていくのか、そしてどのように死んでいくのか、ということは高齢者予備軍となる世代にとって非常に大きな課題とも言える。

本書では、自らも要介護の両親を持つ聞き手が、在宅医として多くの人々の生死を見つめてきた医師と看護師に質問し、対話を進める形で進んでいく。対話を通して見えてきたこと。それは日本が直面している高齢化社会を何とかするには、当事者である高齢者とその予備軍が、自ら自分ができることを自分自身で引き受ける覚悟が必要だと言うこと。そしてもう一つ。最後のその瞬間まで、「幸せに生きる」ことをイメージして暮らすこと。この二つをイメージし続けることで、満足な最期を迎えられるという。

今まで医療が目指してきたのは「命を助ける」ということだった。だが、高齢化社会においては、それが当人にとって必ずしも最良の結果とは限らないのだ。これからの時代は、何が自分にとって最良かを自分で判断し、獲得していかなければならない、本書がその助けになれば、と筆者は語っている。

第138回「変わる家族と介護」については、こちらへ。

関連サイト

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