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介護の本書評「review-kaigo」

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第121回 介護ヘルパーにたのめること、たのめないこと。

何をどのぐらいの費用で頼めるのか、現場のケアマネがわかりやすく伝授。

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介護ヘルパーにたのめること、たのめないこと。
松川 竜也 石川 孝子

内容

介護保険制度が始まって10年以上が経過した。介護サービスは一般の生活者にとっては、「メーニューが提示されないレストラン」のような状態がまだまだ続いているという。本書は、Q&A形式で介護ヘルパーに頼めること、頼めないこと、さらには頼めないことの解決法を現職ケアマネジャーへの取材によって、やさしく簡潔に解説してくれている。

書評

介護保険制度がスタートして10年以上経過するが、一般生活者の中では介護保険制度に関する情報がまだまだ不足している。介護保険サービスの「何が」「どうしたら」「いくらぐらいで」頼めるのか、頼めない場合の解決策は……?一般の消費者が知りたかった79項目を厳選し、Q&A方式で具体的な事例に落とし込んだ上で解説してくれている。

最も悲しいのは情報がないこと。利用を検討する本人や家族が、介護サービスの検討、介護保険の利用検討ができないというケースだ。これはとても不幸なことだと言える。本書が目指すのはそういった情報の不足を解消すること。例えば「買い物は頼めるの?」「通院の付き添いは頼めるの?」と言った日々の暮らしの中での活用シーンで頼めるかどうか。このような内容を現場のケアマネジャーに直接取材し、サービスを必要とする人にとって、すぐに役立つ「よくある要望」を厳選、わかりやすく具体的な事例に落とし込み、Q&A形式で介護ヘルパーに頼めること頼めないことをやさしく簡潔に解説している。

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