介護の本書評「review-kaigo」 第101回〜

第113回「「老い」に備える」

年を取ると、どんなことが起こるのか!? 54の実例集。

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「老い」に備える―老後のトラブルと予防法 (文春文庫 な 42-2)
中山 二基子


内容


「自分の老い」は誰にとっても初めての体験です。若かった頃には想像もできなかったようなトラブルが次々と起こります。誰もが「なぜ私だけこんな想いをするのか」と思うだろう。だが、長年高齢者から相談を受けている筆者からすればその人だけに起こった特別のモノではないという。本書では、同じようなトラブルに巻き込まれた人が、どのようにして解決したかという具体的な話が掲載されている。

書評

老後のことは「女房が何とかしてくれる」「長男にすっかり任せている」と放っておくと後悔するかもしれない。本書では、年を取ると起こる54の実例を紹介しているがどれもなかなかショッキング。トラブルは自分だけに起こるのではなく、同じ境遇で同世代であれば誰にでも起こるということが理解できるだろう。「自分にだけ起きているのではない、誰にでも起こることなんだ」と知るだけでも気持ちはかなり楽になる。

本書では、そんな実際に起きているトラブルの実例、さらにはそれをどう解決したかという具体的な事例が紹介されている。また、最近は来るべき「老い」に備えておきたいという「老いじたく」をする人も増えてきたという。しかし、日本ではまだ自分で「老いじたく」するという考え方はなじみが薄く、何をどのように準備すればいいのかまったくわからないという声もある。だが、「老いじたく」は自分自身でしかできない。人任せでは安心した老後を得ることはできないのだ。それは本書の中に登場する人々が雄弁に語っている。老後とは、まさに「備えあれば、憂いなし」なのだ。

第114回「介護のトリセツ105」については、こちらへ。

関連サイト

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