介護の本書評「review-kaigo」 第101回〜

第105回「バリアフリー住宅読本」

バリアフリーリフォームの詳細を予算別に紹介。

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バリアフリー住宅読本―必携 実例でわかる福祉住環境
高齢者住環境研究所バリアフリーデザイン研究会


内容


介護保険制度が始まって以来、バリアフリーの言葉も頻繁に叫ばれるようになった。同時に、現在の住まいを来たるべき時に備えてバリアフリーにリフォーム使用という人も増えている。そこで悩むのが予算、そして業者から出された見積が適性なのかどうかということ。本書では、工事カ所別に詳細な事例と予算が掲載されている。

書評

介護保険スタートから10年。介護保険施工当時のバリアフリー工事といえば、悪徳リフォーム業者の温床になっていたとも言われていた。しかし、法改正により行政の工事前チェックが義務づけられたこと、ケアマネジャーが住宅改修の理由書を事前に提出することになり、悪徳リフォーム業者はほぼ排除された。

本書では、「歩く」「座る」「握る」「見る」といった日常動作別、「入浴・排泄」「就寝」「食事」「移動」といった日常生活シーン別、そして予算別、場所別のバリアフリー改修工事の見積事例が掲載されている。
また、「バリアフリーの常識・非常識」と題して、実際の工事で再検討が必要となった失敗事例が紹介されている。

これらの事例を見ると、施工業者側の施工力や価格の差異よりも、しっかりとしたヒアリングが行えて、日常生活の動作をさらけ出すぐらいの介護者側からの信頼感がなければ、本当に役に立つバリアフリーの実現はなかなか大変だと感じた。バリアフリーリフォームを検討する方なら大いに参考になると思う。

第106回「親の介護と仕事を両立させる本」については、こちらへ。

関連サイト

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