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介護の本書評「review-kaigo」

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第102回 老後に実際はいくら必要か?がわかる本

安心できる老後を過ごすために必携!

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「老後に実際はいくら必要か?」がわかる本 (別冊宝島) (別冊宝島 1702 ホーム)
横川 由理

内容

老後、楽しい老後を想い描く反面、いったいいくらぐらいの費用がかかるのか考えたことはあるだろうか? 「それなりに貯金もしているし、退職金もある」と安心して考えている人は少し危険信号なのだという。本書では、老後は減る一方のお金を増やすための運用のほか、老後の住まい方や資産を守る方法を提案している。

書評

今の日本、60歳代でも元気な人が多い。楽しい老後を送るにはお金のことを考えざるを得ない。高齢化社会が進むということは、退職後、20年、30年先まで生活費がかかる可能性が高いのだ。

こう考えると、十分に見えた蓄えもすぐに底をつきかねないし、再就職しても若い人ほどの収入はもらえない。しかも家のリフォームや子どもの出産祝いやお年玉など、出費の理由は枚挙にいとまがない。しかも、頼りの公的年金はどんどん減らされる傾向にあり、想像している以上に老後の生活はシビアなのだ。

本書では、まず老後の生活をシミュレーションし、必要な改善点をピックアップしている。そして、退職金や雇用保険の受け取り方、老後に有効な保険の見直し、住まいなど自分の資産を守る方法が掲載されている。さらには、減るばかりの資産を増やす可能性がある運用についても述べられている。老後の暮らしは思った以上にお金がかかるものだ。その時になっても遅い。5年、10年前からしっかりと準備することが重要なのだ。

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