介護の本書評「review-kaigo」 第1回〜

第96回「介護で仕事を辞めないために」

ビジネスマン、ビジネスウーマンな介護の知識が満載!

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介護で仕事を辞めないために―親が元気なうちからやるべきこと52
グループ・けあ&けあ21


内容


介護について考えるのは、親が倒れて介護するときになってから考え始めたのでは明らかに遅い。親がいる限り、長いか短いかは分からないが介護する時間が必ず発生するといってもよい。本書では、親が元気なうちから取り組むべきことがたくさん紹介されている。

書評

日本では、5人に1人が高齢者となっている。平均寿命は男性が79歳、女性が86歳と右肩上がりで、いまや「全ての労働者が親の介護に直面する時代」に突入したと言えるだろう。そして、その高齢者を介護することになる現在の30〜50歳代は兄弟が少ない。夫婦どちらも一人っ子であれば、2人で4人の親を介護するという事態も十分にあり得るのだ。

また、一人っ子や共働きでの介護も想定できる。最近ではひとりの男女が両親を介護するということも珍しくなくなってきているという。決して、独身というケースばかりではない、単身赴任であったり、仕事が忙しすぎて介護が一人に集中してしまうことも良くあるケースだろう。なぜなら働く人が介護を行うことが簡単ではないのだ。その原因は複雑化・多様化した現代社会でにあるといえる。

30歳から50歳は人生のピークともいえ、介護を考えることに現実味がないのも確かだ。だが、介護は突然始まる。誰がお金を払い、誰が介護を行うのかということについては、介護にはゴールが見えないだけに、混沌となりがちだ。介護は突然やってくるが、不測の事態ではない。早めに情報収集や事前準備を怠らずにいれば、離職や転職、家族の崩壊といった事態は避けることができるはずだ。本書は、元気なうちに介護を向き合うにはちょうど良い一冊と言える。

第97回「介護の現場がこじれる理由」については、こちらへ。

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