介護の本書評「review-kaigo」 第1回〜

第83回「遠距離介護デビュー応援ブック」

遠距離介護デビューは公園デビューより難しい!?

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遠距離介護デビュー応援ブック―老親との対話できていますか
太田 差惠子


内容


故郷を遠く離れて暮らす子どもたち。年を経るにつれて故郷にいる両親のことが心配になるのは当然だろう。故郷で一緒に暮らすのが最善と思いながら都会での仕事や生活もある。多くの人がこうした同じ悩みを抱えているのも事実だ。そんな時には、遠く離れていても心は繋がっている「遠距離介護」デビューをしてみてはどうだろう? 本書は遠距離介護の不安や悩みを解決するのに役立つ一冊だ。

書評

親と離れて暮らしていると、将来のことが不安になる。介護が必要になったらどうやって介護を行えばいいのか。お互いの生活基盤が離れている以上、簡単に同居するのは難しい。見えない影に脅かされている感覚になる人も少なくないそうだ。

そんな中、離れていても定期的な通いによる遠距離介護デビューを果たした人々がたくさんいる。情報収集を上手に行い、使えるサービスは何でも使うという姿勢があれば、遠距離介護は決して困難な方法ではないという。むしろやっかいなのは、お金、時間、距離ではなく、親子、夫婦、家族といった人間関係なのだという。今まで遠くに暮らしていた人間同士が、介護を通じて濃密なコミュニケーションを開始するのだから無理はない。

本書では、遠距離介護デビューのシミュレーションや、実際に遠距離介護を体験した方のインタビュー、さらには、ここ数年の遠距離介護を取り巻く状況の変化、そして、遠距離介護を行う上で知っておくと役に立つ情報などが集められている。

遠距離介護は大変だが、自分の両親と真正面から向き合う機会となることもあり、前向きな人生を始めるきっかけになることもあるという。本書を通じて遠距離介護を知れば、イザという時に焦らなくて済みそうだ。

第84回「介護施設を考えるときに読む本」については、こちらへ。

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