介護の本書評「review-kaigo」 第1回〜

第79回「定年ですよ」

老後、3,500万円あっても破産する?

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定年ですよ 退職前に読んでおきたいマネー教本 (集英社文庫)
日経ヴェリタス編集部


内容


団塊の世代が大量に定年を迎える時代である。定年後の生活は定年前にできなかったことをのんびりと……なんてことを実現できるのはほんの一握りの人だけかもしれない。退職金や貯蓄を含め3,500万円程度の資産を持っていても、程なく破産してしまう可能性があるというのだ。本書では仮想の福沢大吉一家をモデルにして、年金や定年後の最新マネー事情についてわかりやすく説明されている。

書評

50歳代になると、そろそろ老後のことが気になる。もちろん介護のことも気になる。そして、「退職金、どうもらうのが一番得なんだろう?」「結局、年金はいくらもらえるのか?」「孫の教育費は爺婆が負担するものなの?」などいろいろなギモンがわき出てくるようになる。

本書では、大手自動車会社を30年勤め上げた課長・福沢大吉がモデル。退職金は3,000万円といういささか多い退職金を手にしようとしています。「世界一周旅行でもやるか」と思っていたら、なんとこのままでは破産するというのです! 「何とかなる」と思っていた定年後の生活構想が一変します。

お金の話は個々の事情があり、それぞれの生活の話まで解きほぐさないと、本当のことは理解できないといいます。しかしながら、直面するまではなかなか向きあえないのも「お金の話」なのだ。しかも、そこに両親の介護問題、医療問題、年金問題など、「聞いたことはあるけど詳しくはわからないこと」が波状攻撃のように襲いかかります。福沢大吉一家がこれらの荒波を乗り越える姿を読み進めながら、自らの家族のこと、これからのことを考える良い機会になるだろう。できれば「定年なんてずっと先のこと」と思っている世代に読んでいただきたい一冊だ。

第80回「おひとりさまが知っておきたいお金と老後のこと」については、こちらへ。

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