介護の本書評「review-kaigo」 第1回〜

第29回「親が75歳になったら読む本」

介護や介護費用の問題は、愛情だけでは解決しない……。

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親が75歳になったら読む本 子どもは、親の介護を引き受けなければならないのか
林 千世子


内容


筆者は、介護関連の取材歴20年、自らも6年の介護を経験している。「介護はやることになるか、やらないで済むかはロシアンルーレットみたいなもの」などと、衝撃的な言葉を織り交ぜつつも、「老いゆく親に何ができるか」を考えるためのヒントを与えてくれる一冊。

書評

「親には元気で幸せな老後を送って欲しい」と子どもは心底そう願っているはず。親の幸せを願わない子どもなんていないんだから……。でも、「できれば介護はパスしたい……」というのもまた本音でしょう。

だが、筆者は言います。「その両方をかなえる人も多いが、いくばくかの人は確実に介護をすることになる。そして、すべては運で決まる」と。ある意味、衝撃的だが的を得ています。いくら親が介護予防を行っても、介護の必要がない状態で死ぬ保証なんてどこにもないのですから……。

高齢期の人は、今、元気いっぱいであっても、ある日突然倒れ、介護が必要になったり、一人では危うい場面が見られるようになるのが特徴です。本書では、そんな日しておきたいことが具体的に紹介されています。例えば、「イマドキの介護事情や意識の変化」、「今から知っておきたい介護保険について」、「避けては通れないお金の問題」、「親を巡るさまざまな問題に向かう姿勢」といった、なかなか口に出したり聞けないことを紹介しています。

第30回「介護崩壊」については、こちらへ。

関連サイト

  • おやろぐ
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