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介護の本書評「review-kaigo」

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第21回 疲れない、疲れさせない介護

介護する人も、される人も、心のこもったケアで幸せになれます!

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絵でわかる! 疲れない、疲れさせない介護 みんながラクになるアクティブ・ケアのポイント
播本 高志

内容

これからは、自分の生き方をはっきりと主張し、個性的に生きる人が増えるであろう。社会と関わりながら、子どもの世話になりたくないと考える高齢者を介護する時代が来る。そんな時代に求められる本当の介護として、「お互いが疲れない、疲れさせない介護」を技術面、精神面の両方から考える。

書評

日本は、介護の“技術”は世界トップクラスだが、“ココロの介護”に関してはまだまだこれかららしい。高齢者の尊厳を守り、介護する人と介護される人の両方がお互いに“感謝と思いやり”を持ち、体も心も「疲れない、疲れさせない介護」が必要なのだ。

そんななかで、良質な介護の方法論として「アクティブ・ケア」が注目されている。これは「時間がかかっても、できるだけ介護者自身ができることは自分でしてもらう」という考え方を中心にしたものだ。

本書では、「至れり尽くせりの介護」ではない「アクティブ・ケア」の方法を解説し、高齢者の「チカラ」を引き出し、「疲れない、疲れさせない介護」を実現するポイントを分かりやすく解説されている。また「感謝、思いやり」が形となった具体的な介護方法も参考になる。

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