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介護の本書評「review-kaigo」

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第18回 がんばらないで家庭介護

がんばらない家庭介護が日本を変える。

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がんばらないで家庭介護―介護する側、される側にやさしいケア
がんばらない介護生活を考える会

内容

介護保険が機能し始めた今、「在宅介護=家族介護」ではない。介護をする方も受ける方も肩の力を抜いて、介護と上手につきあう方法を身につけることが必要となる。本書では「がんばらない介護生活5原則」を提唱し、介護に関わる人すべてが幸せになる方法を提案している。

書評

今、実際に在宅介護を行っている人は、本書の最初に掲載されている「あなたのがんばり度チェック」にチャレンジしてみてほしい。本書では、近くで常に介護ができる在宅介護だからこそ、歯を食いしばって介護をしている人が多いという。本書では、一人で介護を背負い込まない、積極的にサービスを利用するなど「がんばらない介護生活5原則」を提唱している。

介護される側だけを大切にするのではなく、介護する側も、自分の人生で譲れないものは譲らずに介護することが大切と本書は語る。介護する側が幸せなら、介護される側も幸せになる、そう信じることが大切だ。

本書を読めば、あなたの介護が少しだけ楽になり、介護が少しだけ面白くなり、老人の気持ちが分かり、家族の絆が深まるだろう。

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