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介護の本書評「review-kaigo」

 

【第23回】介護-現場からの検証

 

介護は「家族扶助」ではなく「公共サービス」であるべき。

 

介護―現場からの検証 (岩波新書 新赤版 1132)
結城 康博
岩波書店
2008-05

※左の画像または上記の書名クリックで購入ページへ。

【評】

介護保険制度は、何とか定着し、今や不可欠な制度となっている。だが、2006年の「改正介護保険制度」は、介護を取り巻くさまざまな立場の人にネガティブな影響を及ぼしている。
ケアマネジャーとして5年のキャリアを持つ筆者は、高齢者の代弁者として働く今の仕事を通じて、介護保険制度の目指すべき方向性である「介護の社会化」が、少しずつゆがんできていると感じている。
本書はサービスの享受者、その家族、介護士、行政側担当者、政治家など、介護の世界に精通する人々へのインタビューを通して、現在の介護の世界に横たわる問題点を浮き彫りにしている。
介護はあくまで社会全体で担うものであり、介護における「公共性」の意義がもっと深く問い直されるべき、と筆者は訴えている。

【内容】 

2000年に始まった介護保険制度。すでに現場からは「介護予防ってなに?」「サービスが十分受けられない」「介護士では生活できない」と言ったとまどいの声が上がっている。本書では、さまざまな立場の人々のインタビューをもとに、今の介護制度に対する処方箋が綴られている。

 

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