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最初の一歩〜介護の心構え

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コミュニケーションを心がけよう。

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新しい関係を作ろう。

「親はいつまでも強く、自分を守ってくれる存在」。子どもの立場からすると、心のどこかでそんな思いがあるものです。しかし目の前にいるのは、肉体的にも精神的にも弱くなってしまった状態の親。まずはその現実を素直に受け止めましょう。

そのうえで、新しい家族の関係を作ることが大切です。ここで重要なのは「お世話する側」と「される側」という一方的な上下関係にならないよう、気をつけること。いつのまにか互いの心に歪みを生む一因となりがちです。本音をぶつけ合うことができるのは、家族だけの特権。

こまめに話しかけよう。

生真面目なお年寄りほど「誰かに迷惑をかけてはいけない」と、困ったことがあっても内緒にしてしまうことがよくあります。また、身体や心が思い通りにならないなかで、とまどいや不安、苛立ちが募るのは、むしろ自然な状態とも言えます。

こうした相手と接するのに大切なのは、ちゃんと目を見て話をすること。昔の思い出話、お天気の話、食べ物の話など話題はなんでもよいので、ゆっくりと大きな声で話しかけてあげましょう。気軽に話し合うなかで、親の心身の変化やうまく口に出せない希望などが見えてくるものです。

同居していなくても、できることはある。

在宅介護であっても別居していたり、施設へ入居していたりする場合、忙しい日常にまぎれてコミュニケーションがおろそかになりがちです。定期的に訪問することが難しい場合は、電話などで5分だけでも言葉を交わすことをおすすめします。

仮に第三者によるサービスなどで不自由のない生活を送っているとしても、お年寄りは不安や寂しさを感じているもの。物理的な距離はともかく、心の距離を近く保つことで「自分を支えてくれる家族がいる」ことを、親にも意識してもらいましょう。

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